地産地消インタビューvol.3 根岸隆好さん

みなさんこんにちは!

ICU地産地消プロジェクトです🌱

今回お話を伺ったのは、根岸隆好さんです!

根岸さんは地産地消プロジェクトの活動にも積極的に

関わってくださっている農家さんです。

早速お話聞いてみましょう!

***


▢都市農業の良さ


小野寺:「初めにズバリお聞きするのですが、なぜ根岸さんは(農業のしやすい田舎ではなく、)三鷹で農家を営んでおられるのですか?」

根岸さん:「確かに、都市部で農業をやるということは、土地税の問題や土地の狭さの問題があります。しかし都会ならではのメリットもあるんです。」

小野寺:「ぜひお聞かせください!」

根岸さん:「一言で言えば消費者の方々との関わりが多く持てる点です。例えば、うちもそうですが都会では庭先販売をされる方々が多いです。庭先販売だとご近所の方々が野菜を買いに来てくださるので地元の方々と私たち生産者との関わりが広く持てます。また消費者の方々も生産者の様子をまじかで見ることができるので安心感や地元の農家に対しての親近感が湧くのかなあとも思います。」

小野寺:「なるほど。生産物を卸し先で販売する農家さんとは違ったメリットがあるわけですね。それでは次に生産されている野菜を季節ごとに教えていただけますか?」

根岸さん:「野菜の種類は大体50品目ですね。主に、春は、レタスやキャベツ、ノラボーナ、又、ハウスを使ってカブやルッコラを育てています。夏は、キューリやナスやピーマンに加え、ハウスでトマト、秋は、カリフラワーやブロッコリー、人参、長ネギ、ほうれん草、冬は大根や白菜です。」

小野寺:「限られた広さで多くの野菜を育てるのは大変かと思いますが、肥料などのこだわりはありますか?」

根岸さん:「特にはありませんが、有機肥料と化学肥料のバランスは大切だと思います。肥料は便利ですが、入れすぎないようにしています。」

小野寺:「野菜の生産は庭先販売以外にはどこに卸していますか?」

根岸さん:「主に小学校や保育園の学校給食です。」

小野寺:「今回のコロナの影響は大丈夫なんですか?」

根岸さん:「影響がありますね、、、。主にタマネギなどは余ってしまっていて農協に出すなどしているのですが影響は少なくはないです。ただこんな時だからこそ地域の農家仲間での助け合いが不可欠ですね」


▢先祖代々「三鷹を守り続けたい」

小野寺:「根岸さんはJA東京むさし青壮年部本部長を務めていらしたり、地域の農家祭や農協のイベントなど三鷹のいろいろなことに積極的に参加していらっしゃいます。根岸さんの三鷹に対する思いをぜひお聞きしたいです。」

根岸さん:「僕がいつも思うのは、先祖が代々受け継いできた三鷹への思いです。周りの地域が工業化していく中で三鷹の先祖たちはこの土地を守り続けてきました。だから次は僕たちが三鷹をよくしていきたいと思っています。」

小野寺:「何かこれから発展していきたいことはありますか?」

根岸さん:「駅前の直売所を建設することです。農家が周辺には直売所があるのですが、駅前にはないので、外から来た方々にもより三鷹の野菜を買ってもらいたいと考えています。」

▢地産地消コーナー

小野寺:「根岸さんの思う地産地消とはなんでしょう」

根岸さん:「一言で言えば、地元(三鷹)のものをここ(三鷹)で消費するってことだと思いますが、、、僕にとっては農家と地域の交わり、ですかね。例えば、三鷹に住んでる小学生や、ICU生です。この頃はコロナの影響もあり若い人が地元の野菜に興味を持ってくれています。庭先販売では若い人を前よりも見るようになりました。もっといい野菜を作ろうという意欲が湧いてきますね(笑)」


小野寺:「では最後に私たちICU地産地消サークルに関わってくださっている理由をお聞きしたいです。」

根岸さん:「日々いろいろな交わりを持つ中で、農業があるからこそ地域はつながっているのだと感じています。ICU生との出会いは約8年前です。「学生企画トークサロン」というイベントがあり、地域の問題を集まった人たちで話し合うという企画でした。そこで学生たちが自分たちの農業や地域に興味を持っていることを知り、交流が始まりました。僕たちが考えている地域のことを学生さんがたと共有できるのはとても嬉しいです。この後も続く限りは交流を深めていけたらと思っています。」

小野寺:「ありがとうございました!」


0コメント

  • 1000 / 1000

ICU 地産地消 -Make&Consume Local- Project

ICUから地域の方々とつながっていくことはできないだろうか…?ということで、始まったのがこのプロジェクト。地産地消の取り組みを通して、心から豊かな生活を築いていきましょう!!