BLOG

地産地消インタビューvol.7 金子晃さん

地産地消インタビュー第7弾!今回は三鷹オーガニック農園の金子さんにお話を伺いました。

1. どんな野菜を育てていますか?

私の農園ではスーパーで売っているような F1 種(その品種限り有効、種を残すのには適さない種)の野菜ではなく、もともと植物として自生していた野菜の固定種、在来種を受け継いで育てています。意識的に単一の野菜を繰り返し生産しているわけではありません。なので、特定の、この野菜を...というものはないです。ただ、年間を通して収穫できるものとしては大根、ルッコラ、イタリアンチコリなどの葉物野菜や、じゃがいもなどがあります。

2. なぜ農業を始めたのですか?

私は農家の実家に生まれました。江戸時代に私の家は薬屋を生業としており、その一環として漢方の薬草の研究、栽培もしていました。次第に薬草の栽培から様々な植物、作物の栽培をするなど試行錯誤を重ねる中で有機野菜の栽培にも力を入れるようになり、その事業を受け継いでいます。

3. 農業の魅力はなんですか?

一言で言えば「工夫をすれば面白い」ということです。農薬を用いて、作物を繰り返し生産することだけが農業ではありません。私の推し進めるオーガニック農法では細かい作業や育て方の違いによって作物の味が様々に変わります。それゆえにオーガニックでは安定した生産が容易ではありません。しかし、工夫さえすれば、作物の可能性を大きく引き出せることができます。簡単な工夫だけではうまくいかないことが多いですが、挑戦できることで様々な活路が見出せることが魅力だと思います。

4. 農業の現状、何が大変?これから変えていかないとなって思うこと。

そもそも都市農業は肩身の狭い商売のように思います。私のようなオーガニック農家は行政をはじめ、人々には理解が及んでいないという面があります。画一的な生産方法だけが農業として認知されてしまうと、ますます魅力がなくなってしまいます。これからはオーガニック農法をはじめ、様々な農業のあり方が認められるようになってほしいと感じています。 そうすることで農業が面白い仕事であると認知されて、新しい担い手を呼び込める可能性があります。そういう環境を作っていくことが私の課題です。

5. 地産地消への思い

作物に対して、どこに着眼点を持つかは人それぞれですが、私にとっては「鮮度」がとても大事だと思います。学校給食に提供する場合には、「調理のしやすさ」(野菜の大きさ、形) を求められたりします。有名なレストランであっても「鮮度」はそこまで意識されていないようです。よって鮮度に着眼点を持つ人は主婦のみなさんを除いて、少ないのです。しかし、 私は食において「効率さ」よりも「おいしさ」が大事です。そして、そこで不可欠なのは「鮮度」ではないでしょうか。そのためには収穫されたものをいち早く調理し、食べてもらわなければなりません。地産地消は「鮮度」「おいしさ」の確保の点で大事なことであると思います。地産地消プロジェクトの野菜販売の時はいつもとれたての野菜を提供しています。多くの人に「鮮度」に着眼点を持ってもらうためにも地産地消は欠かせないものです。

6. 地産地消プロジェクトに関わってくれるのはどうして?

プロジェクトに関わる以前に、私の農園でとれた野菜を寮で集団購入してくれる ICU生の方がいました。そこからプロジェクトに関わり、ICU生のみなさんとの関わりも増えてくると、オーガニックにこだわりを持つ学生のみなさんが多いことを知りました。オーガニック野菜を生産する私にしてみればとても嬉しいことで、ICUで野菜を売ることがやりがいの1つになっています。また、プロジェクトのメンバーとも良い関係を築けているのも大きな要因ですね。

7. コロナの影響で何か変わったことはありますか?

私が納品していたレストランからの注文がほとんどなくなってしまいました。個人で注文してくれる方はいるのですが、個人で 10人分ほどになるレストランからの注文がなくなってしまったことで損失は大きいです。また、知り合いのレストランオーナー、シェフの方々が⻑引く自粛の影響で経営難に陥り、失業しています。私が知っているだけでも 3、4人で、全体ではもっと多いことでしょう。そこで、私から提案があります。私の農園でシェアキッチンを作って、失業してしまったシェフのみなさんにオーガニック野菜を使った料理教室を開催したいと思っています。なぜなら、安全なオーガニック野菜を求める消費者がいるからです。オーガニック野菜をはじめ、各地の伝統野菜には美味しく食べるための独特な調理方法があります。それらを適切に教えてくれるシェアキッチンはシェフたちと安全な野菜を求める消費者との間で win-winの関係を築けると期待しています。この構想を夢で終わらせてしまわないように、この状況を理解し、シェアキッチンを期待する消費者の方々にクラウドファンディングのお手伝いをお願いしたいと思っています。

8. 地域とは?(三鷹とは?)

私は農家として、主に地域貢献をしているわけではありません。町の中でのオーガニック農園は「何か面白いことをしている農家だなぁ」と思われる、「ガラパゴス」のような存在でしょう。誤解していただきたくないのは、そこで地域の人々を敬遠しているわけではないということです。私はオーガニック農法にはこだわりがあります。しかしながら、地域の中でオーガニックへの理解・関心が進まず、様々な場面で厳しい意見をいただくこともあります。ただ、「安全」、「美味しさ」という観点からオーガニック農園は不可欠であること、またそれを期待してくださっている消費者の方々がいます。私はこれからも地域の方々と相互理解を深め、無農薬の良さを伝えていきたいと感じています。そのことが私にとっての地域貢献と感じています。

地産地消インタビューvol.5 冨澤剛さん

初めまして!みなさんこんにちは。ICU地産地消プロジェクトです。
今回お話を伺ったのは、三鷹市で農業を営んでいる冨澤剛さんです。

冨澤さんは様々な作物を育てており、それに加え、一般市民の方々が体験できるように収穫体験会を開催したり、都市農業を広める活動も頻繁になさったりしています。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

◻︎普段育てている野菜


ー普段はどんな野菜を育てていますか?

年間を通して、野菜をメインに作っています。

その種類は30種類ほど。旬に合わせて、野菜を育てています。

春・夏・秋・冬に分けて以下のようにして、一年中何かしらは育てています。

・のらぼう菜(江戸の伝統野菜)

・アスパラガス

・スティックブロッコリー

・小松菜

・プチヴェール

 (芽キャベツとケールの間)


・玉ねぎ

・じゃが芋

・トマト

・きゅうり

・ナス

・ズッキーニ

・ゴーヤ

・枝豆

・トウモロコシ

・ピーマン

・とうがらし各種(内藤)

・かぼちゃ

・インゲン豆


・落花生

・里芋

・サツマイモ

・キャベツ

・ブロッコリー

・カリフラワー

・人参

・大根

・白菜

・ほうれん草

・ネギ


基本、ビニールハウスの施設を利用して、冬に夏野菜作ったり、トマト一ヶ月早く作る

旬の時期をずらして、有利に販売できるようにしている。加えて、プロの農家さん向けに夏野菜の苗も売っている。

このような感じです。

ーとても幅広く多品種を売っていますね。

冨澤さん)
販売先もそうですが、幅広く手がけることで、何かあった時に
補填が効くんですよね。


◻︎仮想世界ではなくリアルな農業の世界で

ー冨澤さんはなぜ農業をすることになったのですか?

冨澤さん)
そもそも、自分の家が農家だったので、そのまま受け継ぎました。

自分は次男だったので、長男が引き継ぐと思い、最初は就職活動をし、IT関連の仕事をしていました。

しかし、仮想世界で働くのではなく、リアルな農業の世界でも働いてみたいと思い、仕事を変えました。実際に今は天職だと思っています。なぜなら、農業は人を笑顔にできる仕事だからです。自分が作った野菜を美味しかったですと報告してくれたり、農業体験をしてもらうと、喜んだりしてくれます。
今は、近くの園児や幼稚園の先生、保護者の方々も含め、サツマイモの苗を植えたり、掘ったりしてくれたりと定期的に手伝ってくれます。
特に園児のような幼少期に農業体験をさせてあげることは子どもの将来にとってもとても意義のあることだと感じています。

―なるほど。人を笑顔にする仕事というのは、さらにやりがいを感じますね。
それも含めて、農業の魅力をどうお考えですか?

冨澤さん)
まずは、思いついたアイデアをすぐ実行できることです。

会社や企業に務めているときは、場合によっては自分の思いとは異なることをしなければなりません。それか自分の意見を通すには、組織の人たちを納得させないといけません。
その意見が通ることは難しいです。
ですが農業は、全ては自分の責任となりますが、思いついたアイデアを即実行に移すことができます。それが、農業の利点であり、とてもやりやすい部分ではあります。

それから、もう一つは、様々なコミュニティを作ることができることです。

農業を通じて、地域の課題を緩和し、コミュニティビジネスを発展させられることができます。事業がどれだけ社会に影響を与えることができたかが、目に見えてわかるのです。今は特にこちらの方を重視して活動をしています。


◻︎農業の難しさや課題


―地域の人たちとのつながりを実感できる仕事というのもあまり少ないので、貴重なお仕事ですよね。利点もある一方で、農業を維持する上での難しさや壁はありますか。

冨澤さん)
利益が少ないことだと思います。

特に東京では、バブルの時代を経て地価が上昇しました。何ヶ月もかけて作るのに、スーパーなど流通を挟むと、農家の手取りは1/3しかありません。ほとんど利益がない状態です。農業だけで生計を組むのは、なかなか至難の技でした。

それに加えて、かつて、農業は効率性の悪い仕事として、人も離れていくし、注目する人がほとんどいませんでした。時代が進むと、全て貿易に頼ればいいという意見をいう人も出てきて、農業へのバッシングはひどかったです。そのような風潮に対抗すべく、地域のための農業をしようと直売所を設立しました。売上も中間マージンがかからないため、農家にとってもメリットもありました。

また、5年前(平成27年)に都市農業新興基本法が制定され、このことにより、前より都市で農業はとてもやりやすくなりました。この法改正があるのも長い期間戦い続けた経緯があってこそだと身にしみて感じています。

もう一つ大問題なのが、一部の農家の方が口を揃えて言いますが、自分たちは経営者になりきれていないということです。農作物の管理だけでも忙しく、利益が出るような経営にまで頭が回らないし、時間もないという困った現状であるということです。

―そのような部分を回り方サポートし、アドバイスしてくれる方が必要ですよね。

冨澤さん)

そうだと思います。

それから、日本の食料自給率は低いため、そこの改善のためにも農業は率先して力を入れなくてはならない分野だと思います。人間が営み、暮らすためには、毎日食料が必要です。現代の20代の方が経済と農業をもっと積極的に掛け合わせて、日本の農産物を消費するという行為で徐々に協力してほしいと思います。


◻︎地産地消への思い

―先ほどもおっしゃっていましたが、農業は地域とのコミュニティが切っても切り離せない関係だと思います。地産地消への思いをお聞かせください。

冨澤さん)

地産地消を続けるのはやはり、地域の人たちに新鮮で美味しい農産物を届けたいという思いが強くあります。

それから、物とお金だけでなく、人との交流も発展できます。この運動を続けていくと、街中農家のファンの方々が増え、新たな知り合いをお客さんとして連れてきてくれたり、新たなプロジェクトが生まれるきっかけを与えてもらえるのです。そうやって、人との交流を広げた結果、自分の農家の活動を応援してくれる方々に巡り会えるのです。

フードマイレージ(食べ物が届くまでの輸送距離)の削減に繋がり、環境へも負荷がかかりません。健康にいい食物を届けられるのです。

また、地域資源の再利用もしています。
近隣にある大学の一つ、ICUの敷地内で出る落ち葉、農工大馬術部の馬糞などを堆肥にして、畑に返しています。


―地産地消には様々なメリットがあるのですね。
ICUの地産地消プロジェクトに積極的に関わってくださるのはなぜですか?

冨澤さん)

感謝しているからです。自分の活動を応援してもらってる団体なので、関わって行動で示しています。そして、純粋に学生の皆さんと話すのが楽しいからです!

―ありがとうございます!

別の話に移りますが、コロナの影響で変わったことはありますか?


冨澤さん)
取引の関係です。
私の農産物流通は以下のような内訳になっています。
各々20%ぐらいの割合で分配していました。

1 農園の庭先 無人売店 → お客さんが増えた

2 三鷹農家 共同直売所 → お客さんが増えた

3 給食→ 一旦休止に (休校になるなど不確定要素が多い)

4 飲食店→ 復活の見通しがつかない、営業自粛の影響でお店自体が経営破綻するとろも

というように、主力の売り先は失ったけれども逆に直売が増えました。
スーパーの人混みがきになるため、直売を利用する地域のお客さんが増えました。

また、コロナの影響で近くを散歩する方々が増え、たまたま見つけて、買ってくださる方もいます。料理をする方も増えているため、新鮮な野菜を得たいということで買い求めてくださる方もいます。

また、畑は密にならないので基本的に仕事は継続できました。売り先の影響は受けましたが、このような状況になっても継続できるので、農業は最終的に強い産業の一つだと再認識しました。飲食店で仕事していた方にも手伝ってもらって、経済的に苦しい状況の方々の少しは、助けになることができたと思います。


―この状況になってやはり農業を見直す人たちがさらに増えたと思います。
第一次産業は戦後の経済成長とともに、重要視されなかった分野に思えますが、この危機を通して冨澤さんにとって三鷹という地域はどういうものですか?

冨澤さん)

時運の祖先がこの地を代々守り抜いているものなので、いい地域を維持したいと思います。自分の故郷でもあるし、何年も住んでいるために自分にとっては特別です。みんなで三鷹を盛り上げたいですね。

引っ越してくる方も多いので、そういう方たちが特に興味のある方が多いので、一緒にやって行きたいなと思っています。

そして、最近はSNSで自分の考えに近い方とマッチングする機会が多いため、前より農業の活動を広めることができていると思います。

数年前、より成長を目指して、地域の信用金庫が企画した農業経営塾に通いました。マーケティング・ブランディングの講義の回で、講師の方が、「コミュニティをたくさん作りなさい。野菜を食べる人が応援してくれる人に変わってくれるから」

と言っていたのを覚えています。

また、農業経営塾とは別に、今年に入ってから「大家の学校」というセミナーにも通い始めました。地域で事業をしながら、コミュニティー作りを実践している実例を学べるセミナーです。

例えば、銭湯と空き家をつなげて、コミュニティーと不動産経営を組み合わせる例はとても勉強になりました。銭湯好きの地域コミュニティが築き上げられ、その後、さらに別の形で発展を遂げています。

そのような実体験を知ることで、自分の事業に活かせることがたくさんあるので、このような繋がりをより大切にして、地域コミュニティをうまく活性化できるように日々考えています。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

冨澤さん、貴重なお話をありがとうございました!

地産地消インタビューvol.4 吉野祐作さん

こんにちは!ICU地産地消プロジェクトです。
今回は、三鷹で主にブルーベリーなど果樹園を育てていらっしゃる、吉野祐作さんの話をお伺いしたいと思います!

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

◻︎多種多様な品種を販売

-農園では何を育てていますか?

吉野さん)
家全体で1500本、ブルーベリーの木を育てています。

一番忙しい時期だと100人ほどブルーベリー狩りを体験しに来る方がいます。

それからブルーベリー以外の作物もあるのですが、父と管理する場所を分担しています。
父親の方は、ぶどう5本分とキウイ2本分、みかん20本分で、こちらは基本売っていません。

私は、パッションフルーツ50本ほど育てています。
三鷹農業祭というのがあって、近くの農家さんたちが野菜・果物持ち寄る機会があるので、そこでキウイ無償提供しています。

主にこれらは夏に収穫します。

-果樹園となると、家族連れで収穫体験なさる方が多そうですね!私も今度ぜひ行ってみたいです!

–次の質問ですが、なぜ農業という職を始めようと思ったのですか?


吉野さん)
嫁の実家が農家を経営しており、そこに婿として入ったという感じですね。

奥さんが女姉妹だったのと、農家を継ぐことができる婿を募集していたというのもあり、始めることにしました。

学生の頃、農業に従事すると思ってもいませんでしたね。
以前は、サラリーマンをやっていて、
その時から休日に畑の手伝いをしていて、そこから興味が出はじめましたね。
まだまだ農業も男性がやるものという雰囲気があり、男社会が続いているなとは思います。

–なるほど。まだまだ女性が継ぐ考えに違和感をもたれる方も多いんですね。


◻︎自分のアイデアを即座に実行できる良さ

–では次に、農業の魅力を教えていただきたいです!

吉野さん)
お客さんに喜んでもらえるところです!その場で食べてもらえることが多いので、すぐ感想が聞けます。

畑で声かけてもらって来年もきますとか、応援してますって言ってくれて、

畑を好きでいてくれる人が多いです。

そういう思いの人に答えることができるのが一つ、大きな魅力だと思ってます。


◻︎経営者ではない農家

-自分が作ったものを嬉しそうに食べてもらえる姿は、本当に心温まる瞬間ですね。
ですが、やはり農業をするにあたっての困難や大変は、つきものだと思います。
これから変えていくべき点など思い当たることはありますか?

吉野さん)
法律的に後継者がいないと畑を続けることが難しいのは、なかなか苦しいルールですね。

もし、引き払うことになった場合、税金は、億単位でかかるので、絶対に手放せない状況になっています。

支払いを待ってくれることもできますが、なるべくは避けたいですよね。

一応、畑を耕していれば、実質相続税は、免除される状態なので、とりあえず、耕し、管理しなければせねばと思っている人もいるとは思います。

もう一つの懸念点は、いろんな市民の方(地域の方)に畑のことを知っているかということです。

私のところに来るお客さんは、地元が六割で、横浜・千葉ナンバーの車でくるなど遠くからきてくださる方が四割です。

正直、実情を知らず、畑を風景として捉えている人もまだまだ多いと思います。

三鷹市は、引っ越してくる人が多いので、

畑があるから、住みよい場所ということを認識している人が少ないです。

開園して25年ですが、まだまだ口コミで広がるという形式が多く、

じわじわ広がるのを待っている状態です。

最近は、ICUの方々が始めてくれたまちなか農家プロジェクトと関わることで、若いお客さんや外国の方とも会う機会が増え、特に学生への認知度が広がったことは嬉しいです。

それでもまだまだ広報力がない農家経営者が多いですね。

−税金の話は初めて聞きました。その土地を耕し守り続けることは容易ではないですよね。もっと地元の方たちが知ってもらえるように学生からできることも考えてみますね!


◻︎農業で地域コミュニティを支える

−次は、地産地消への思いがありましたら、お聞かせください。

吉野さん)
この地域で作ったものを地域で採って喜んでもらい、

互いに喜ばしい関係を作れることは、作り手として大きなモチベーションになります。

その地域の魅力も高まりますので、生産者と消費者で地域の魅力を広めてくという自分たち主体で地元の魅力を広げることがあるべき姿なのではないかと思います。

そして、地産地消の価値は人それぞれ。なにも型にハマったものではありません。それぞれの地域がそれぞれの良さを広げていったら、その地域の特色が自然と浮かび上がってくるのではないでしょうか。

私自身もいろんな農家さん方のアイデアを聞きたいので、自分自身も知見を広めていきたとい思います。

−地域での豊かな関係性を築いているんだろうなというのがとても伝わります。その上で、地域地産地消プロジェクトに関わってくれるのはどうしてかもお聞きしたいです!


吉野さん)
農業に興味があり、勉強したいと意欲がある学生をとことん応援したいですね。
認知度が上がり、ビジネス効果も期待できるので、逆にこちらこそ感謝です。


−ありがとうございます。私たちももっとこの活動をいろんな人に知っていただけるよう、創意工夫を凝らしていきたいです。最近、コロナの影響で何か変わったことはありますか?

吉野さん)
フルーツ狩りの人数制限です。営業は6月の中旬からですので、様子見ですが、
今まで変わったことはないので、少し戸惑いもあります。

人を密集させないよう従業員の働き方も変えました。基本、密着して摘み取りすることはあまりないので、そこに関しては大丈夫ですね。

知り合いの農家がいちごを育てていますが、2-3月が一番売れる時期だったので、かなり打撃を受けていると思います。

−これからも未来が予測できない状態なので、少しでも摘み取りをして、自然や植物に触れる機会は失って欲しくですね。それでは最後の質問になりますが、農家さんにとって地域とはどういうものですか?


(吉野さん)
自分のところにきてくれる人の中でも、畑への思いが強く、周りに口コミで伝えてくれる人も多いので、地域に支えられて農家は成り立っていると実感しています。
地域の方々の支えなしでは今の状態はありませんので。

そして、これからの新しい出会いに期待もしています。
先ほども言いましたが、地域の方々が自分の作るフルーツを食べて、喜んでもらい、繋がり支え合っていけるような地域により一層していきたいと思います。


−地域で支え合う魅力は、生産者も消費者もwin-winな関係になれるということですよね。
そのように周りの人と支えあい、生きる実感をもてる地域やコミュニティがもっと増えて欲しいとお話を聞いて、より強く思いました。

今回は多くの質問に答えていただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

地産地消インタビューvol.6 吉野均さん

地産地消インタビュー第6弾!!今回はキウイをメインに生産をしている吉野均さんにお話を伺いました。

(写真上:吉野均さん)

Q1 キウイという、それまでマイナーだった果物を生産しようと思ったとき、ためらいはなかったのでしょうか?

 妻の祖父と父が生産を始め、私は婿入りで結婚をして、サラリーマンを辞めて就農しました。父曰く「最初は周り全員が手探り状態だった。ニュージーランドや国内への視察研修、勉強会などを通して栽培技術を全員で向上させていった」とのことです。


Q2 農業の魅力、やりがいを感じることは何ですか? 具体的な経験などもあれば、お訊きしたいです。

 世間ではキウイ=「酸っぱい」というイメージがあります。実際、私も小学校の頃給食で食べたキウイが酸っぱかったのを覚えています。キウイは収穫後バナナなどと同様に「追熟(ついじゅく)」 という処理を掛けます。追熟処理をすることで果実が柔らかくなり、糖度が上がります。 私は、小学校以来、自分からキウイを求めて食べたことがありませんでした。スイーツなどに付いてくるのを口にするくらいで「飾り」というイメージでした。 結婚する前に父から渡された1つのキウイ、これが今までの概念を覆しました。キウイ =「甘い」になりました。この経験を多くの人にして欲しいと願って仕事をしています。その思いが市⺠との関わりを通して少しずつ実現できています。 「美味しかった」という言葉が私のやりがいに繋がっています。


Q3 地産地消への思い、今後の展望があれば教えてください。 

⇒「半径500mの共生」を目指す。

 三鷹、ましてや私が住む三鷹市野崎周辺でも自園のことを知らない方が沢山いるのではないかと考えています。地域と共生することで、地域が活性化し、都市農業の理解も深まる。文化を築き上げていければ後継者への道標ともなる。自園だけが輝くのではなく、地域が盛り上がることを考え、結果として自園の収益が上がることを目標としています。そのためにも、収穫体験ニーズに対応したり、自園で畑を開放するとともに、地元飲食店、菓子店と協力したりして地域住⺠の認知度を向上させていきたいです。


Q4 地産地消プロジェクトに関わってくれるのはどうしてですか? 

 「インプット」と「アウトプット」があるからです。失礼な表現をしますが、一般的な農業体験、収穫体験は体験者にインプットされて終わりです。SNS などで発信していただくという意味ではアウトプットと表現してもいいかとは思いますが。。一方で、プロジェクトの皆さんは市⺠の方々、大学、農家と関わっていくなかで、インプットして終わりではなく、それを社会問題と照らし合わせて、学びとして理解して、しっかりとアウトプットしてくれています。 それが我々にとっても学びとなります。 開催延期となった「勇気をもって有機会議」(※2020年8月26日にオンライン開催 )は良い例だと思います。農薬使用、不使用の考えは生産者にとっても、消費者にとっても違います。さまざまな視点で意見を交わせればと思います。それが参加者全員の学びとなり財産となると思います。

 また、人の入れ替わりが多く、活動が⻑続きしないこともある学生団体であっても、我々とつながりを持ち続けていてくれることが本当にありがたいこと だと感じています。

Q5 安さを売りにしている果物が多い中で、品質の良いキウイを売ることはアドバンテージがないように思ってしまいます。ただ安いだけの果物に対し対抗できる点はあるのでしょうか?

 果物に限らず安さを売りにしている商品は安さを求める消費者に届くと思います。食品スーパーで相場を確認することはありますが、だからといって当園のキウイの価格を変えることはしていません。対抗しようとも考えていません。当園で購入される方は安さ以外の価値(近所で売っているから、親しい生産者だから)に期待してくれているのだと思います。


Q6 吉野さんの今後の生産活動の計画や夢を教えてください。 

⇒当園では 3 種類のキウイを栽培しています。

・レインボーレッド...酸味がほとんどなく糖度 17〜20 度。断面の中心部が赤色。

・東京ゴールド...小平市で生まれの品種。糖度 15〜17 度。中身が⻩ 色。 ※上記2種は貯蔵性が低く、保存に適していないため生産量が少ない

 ・ヘイワード...一般的なキウイ。糖度 14〜16 度。甘みと酸味のバランスが良い。


(写真上 1枚目:レインボーレッド 2枚目:東京ゴールド) 

 キウイは緑色というイメージから⻩色に変わりつつあります。ブドウやミカンを思い浮かべてもらうと分かりやすいのですが、今果物に求められるのは「糖度が高くて酸味が少ないもの」です。「皮ごと食べられる」「すぐに食べられる」というのも大きなポイントで、ブドウのシャインマスカットが人気なのはそのおかげです。またスーパー、コンビニでもカットフルーツは人気です。 当園のキウイの95%はヘイワードです。一方で求められているのは残り5%のレインボーレッドや東京ゴールドなど糖度が高くて酸味が少ない品種です。いくら生産者がヘイワードをお勧めしてもなかなかご納得いただけません。 そもそもの⻩色のキウイの登場はニュージーランドのゼスプリ社が開発した「ゼスプリゴールド」 という品種です。日本では2000年から本格販売が開始されましたが、そこから一気に国産キウイの出荷量は減りました。 大産地である愛媛県、香川県、福岡県といったところではその影響も相当だったと思います。そんななか、2005 年に香川県で「さぬきゴールド」、 2014 年に福岡県で「甘うぃ」、2013 年には東京都で「東京ゴールド」と、こうした赤系、⻩色系の「ご当地キウイ」が誕生しました。これはゼスプリゴールドの脅威から自分たちが生き抜く為に努力した賜物だと思います。まだまだではありますが、消費者に国産でも赤系や⻩色系のキウイがあることを知ってもらえてきました。我々生産者は消費者のニーズを的確に捉えて、自らの農業を変化させることが求められていると思います。徐々にですが、栽培比率へ見直していき、消費者に喜ばれる園になっていきたいです。

 また、都市農業、観光農業のことを地域はじめ、多くの人々に親しいものとして接してもらうことによって、農地の大切さを知ってもらいたいです。「農地を残そう!」という声が広がっていくことを願っています。今はそのために地域のつながりを通して小さな活動を積み重ねています。

Q7 コロナの影響で何か変わったことはありますか? 

 園の前に営業自粛要請の出ていないホームセンターがある影響か客足が例年に比べて良いです。 また、流通過程で不特定多数の手に触れる食品スーパーと違い、生産者しか手に触れていない、そして自販機も人が密集しないことで安心して購入できているのではないかと思います。

Q8 吉野さんにとって、地域(三鷹)とは? 農家になってから地域の関わり方に変化はありましたか?

 観光するとなれば、観光名所や宿泊施設が少なく、滞在時間は短いかも知れませんが、住むには高いビルもなく、緑地が広がり四季を感じることができる魅力的な町だと思います。私は農家になってからは必然的に地域の活動に携わるようになりました。それまでは埼玉に住んでいたのですが、地域は住んでいる町という印象しかありませんでした。結婚して三鷹に来てからは農家として、JAの一成員として地域に住む知り合いが自然に増えていきました。そうすることによって消防団の誘いを受けたり、教育機関から食育の一環として招かれたり、地域の子ども食堂に関わったりと様々な場所と繋がりを持つことができました。

(Interviewer: C.N)


地産地消インタビューvol.3 根岸隆好さん

みなさんこんにちは!

ICU地産地消プロジェクトです🌱

今回お話を伺ったのは、根岸隆好さんです!

根岸さんは地産地消プロジェクトの活動にも積極的に

関わってくださっている農家さんです。

早速お話聞いてみましょう!

***


▢都市農業の良さ


小野寺:「初めにズバリお聞きするのですが、なぜ根岸さんは(農業のしやすい田舎ではなく、)三鷹で農家を営んでおられるのですか?」

根岸さん:「確かに、都市部で農業をやるということは、土地税の問題や土地の狭さの問題があります。しかし都会ならではのメリットもあるんです。」

小野寺:「ぜひお聞かせください!」

根岸さん:「一言で言えば消費者の方々との関わりが多く持てる点です。例えば、うちもそうですが都会では庭先販売をされる方々が多いです。庭先販売だとご近所の方々が野菜を買いに来てくださるので地元の方々と私たち生産者との関わりが広く持てます。また消費者の方々も生産者の様子をまじかで見ることができるので安心感や地元の農家に対しての親近感が湧くのかなあとも思います。」

小野寺:「なるほど。生産物を卸し先で販売する農家さんとは違ったメリットがあるわけですね。それでは次に生産されている野菜を季節ごとに教えていただけますか?」

根岸さん:「野菜の種類は大体50品目ですね。主に、春は、レタスやキャベツ、ノラボーナ、又、ハウスを使ってカブやルッコラを育てています。夏は、キューリやナスやピーマンに加え、ハウスでトマト、秋は、カリフラワーやブロッコリー、人参、長ネギ、ほうれん草、冬は大根や白菜です。」

小野寺:「限られた広さで多くの野菜を育てるのは大変かと思いますが、肥料などのこだわりはありますか?」

根岸さん:「特にはありませんが、有機肥料と化学肥料のバランスは大切だと思います。肥料は便利ですが、入れすぎないようにしています。」

小野寺:「野菜の生産は庭先販売以外にはどこに卸していますか?」

根岸さん:「主に小学校や保育園の学校給食です。」

小野寺:「今回のコロナの影響は大丈夫なんですか?」

根岸さん:「影響がありますね、、、。主にタマネギなどは余ってしまっていて農協に出すなどしているのですが影響は少なくはないです。ただこんな時だからこそ地域の農家仲間での助け合いが不可欠ですね」


▢先祖代々「三鷹を守り続けたい」

小野寺:「根岸さんはJA東京むさし青壮年部本部長を務めていらしたり、地域の農家祭や農協のイベントなど三鷹のいろいろなことに積極的に参加していらっしゃいます。根岸さんの三鷹に対する思いをぜひお聞きしたいです。」

根岸さん:「僕がいつも思うのは、先祖が代々受け継いできた三鷹への思いです。周りの地域が工業化していく中で三鷹の先祖たちはこの土地を守り続けてきました。だから次は僕たちが三鷹をよくしていきたいと思っています。」

小野寺:「何かこれから発展していきたいことはありますか?」

根岸さん:「駅前の直売所を建設することです。農家が周辺には直売所があるのですが、駅前にはないので、外から来た方々にもより三鷹の野菜を買ってもらいたいと考えています。」

▢地産地消コーナー

小野寺:「根岸さんの思う地産地消とはなんでしょう」

根岸さん:「一言で言えば、地元(三鷹)のものをここ(三鷹)で消費するってことだと思いますが、、、僕にとっては農家と地域の交わり、ですかね。例えば、三鷹に住んでる小学生や、ICU生です。この頃はコロナの影響もあり若い人が地元の野菜に興味を持ってくれています。庭先販売では若い人を前よりも見るようになりました。もっといい野菜を作ろうという意欲が湧いてきますね(笑)」


小野寺:「では最後に私たちICU地産地消サークルに関わってくださっている理由をお聞きしたいです。」

根岸さん:「日々いろいろな交わりを持つ中で、農業があるからこそ地域はつながっているのだと感じています。ICU生との出会いは約8年前です。「学生企画トークサロン」というイベントがあり、地域の問題を集まった人たちで話し合うという企画でした。そこで学生たちが自分たちの農業や地域に興味を持っていることを知り、交流が始まりました。僕たちが考えている地域のことを学生さんがたと共有できるのはとても嬉しいです。この後も続く限りは交流を深めていけたらと思っています。」

小野寺:「ありがとうございました!」


地産地消インタビューvol.2 吉野崇弘さん

みなさんこんにちは!ICU地産地消プロジェクトです。

前回、第一弾を公開した地産地消インタビュー企画。
第二回目は、三鷹市で平飼い卵とキウイフルーツを育てていらっしゃる
吉野崇弘さんです☆
それでは早速いきましょう!

***


▢「七代目」として歩んできた人生

小野寺:吉野さんは、七代目として農家を継いでおられると聞きましたが、その立場でのプレッシャーはありましたか?

吉野さん:ありませんでしたね。僕は長男だったこともあって、将来は農家を継ぐことが当たり前だと思っていました(笑)。ただ父親の「一度は別の世界を体験しなさい」との助言のもと、大学卒業後は一度サラリーマンをやりました。

小野寺:サラリーマンとしての経験が吉野さんの農業につながっていたりしますか?

吉野さん:そうですね、、、以前の職場はスターバックスだったので、「食べるものを提供する」点ではつながっていますね。また生産者と消費者のつながりを大切にする、という精神は以前も現在も変わらない気がします。

小野寺:一度別の世界を見た当時の吉野さんにとって農業の道に入ることに抵抗はなかったのですか?

吉野さん:前の職場に留まるかどうかで悩むよりも、自分にとっての農業の存在について少し考えたことを覚えています。

小野寺:「詳しく聞きたいです!」

吉野さん:そろそろ農業を継ごうと思ってから、やはり多少は自分が幼少時から当たり前と思ってきたその道を改めて考え始めました。もし農業をやらないでいたらどうなるのだろう、と。そこで出てきた答えは、農業以上に(自分にとって)価値のある仕事はない、ということです。それと、自分の代で先祖が代々大切に守り続けてきた農業をやめる勇気がなかったんです(笑)。

小野寺:なるほど。私は実家が農家ですが、結構、村社会とか気を使わなくてはいけない面も見えて大変に感じます、、、


吉野さん:あ、僕もそういうのは感じますよ。でも、逆に農業者の間での関わりあいを通しての支え合いや新しい気づき、そして何より消費者の方の笑顔を見れるのは、農業をやってるからこそなのかなあと。


▢都市農業者として生きる

小野寺:現在育てている野菜を教えてほしいです

吉野さん:今育てているのは全部で30種ほどです。春は主に夏野菜の植え付けとのらぼう菜の収穫ですね。夏は、ジャガイモやトマト、ナス、枝豆、スイートコーンが採れます。秋は、小松菜やキャベツ、ブロッコリー、大根などの収穫です。冬は、キウイの収穫と発送に追われています。

小野寺:キウイは三鷹農業の主要産物だとお聞きしましたが、吉野さんはどのような方法で育てているのですか?

吉野さん:うちでは、養鶏もやっているので鶏糞を活用したキウイ栽培を行っています。

小野寺:循環型、、ということですか?

吉野さん:そうですね、鶏をキウイの樹の下に放してそこの草を食べてもらう。

そしてそこに糞が撒かれるとキウイの栄養になる、という感じです。

小野寺:養鶏とキウイと野菜の兼業農家、、、大変そうですが、特に気にかけていることはありますか?

吉野さん:そうですね、、、うちでは父母と叔父と私の4人でやっているのですが、それでも鶏の餌やりや小屋の掃除などのやりくりが大変です。冬はキウイの追熟や箱詰め、発送などの販売準備に追われています。 一つ一つのキウイを確認しながら多量の発送をしなければいけないので結構大変です。しかし最大の問題といえば、土地の問題が深刻ですね。これは、都市農家の皆さんに言えることだと思います。都市部は相続税・固定資産税が高いので農家の負担になっています。そのため、うちの農地も昔より狭くなってしまいました。限られた範囲の中でどれだけうまくやっていくか、を日々模索しています。

▢未来に希望を託して...

小野寺:吉野さんの将来の夢や、希望を教えてください。

吉野さん:「今では、都会でも地元で採れた新鮮な野菜を求める方々が増えたこともあり、私たちのような都市農家の存在が重宝され始めているなあと感じています。ここ三鷹では、昔から地域で支えあってきて今に至ってることもあり、将来もこのまま続いてほしいと願っています。」

小野寺:具体的な願いはありますか

吉野さん:そうですね、、やはり息子にはここを継いで未来に繋いでいってほしいと思っています。そのために私はここを大切に守っていこうと思っています。あと、今卵を卸しているような地域のお店やさんとの繋がりも大切にしていきたいですね。


▢地産地消コーナー

小野寺:ここからは、私たちのサークル名でもある地産地消にまつわるお話を伺っていきたいと思います。

吉野さんの地産地消に対する思いを教えてほしいです。

吉野さん:特にこれでなくてはいけない、といったこだわりはありません。私にとっては、卵を卸しているお店やさんを通しての消費者の方々との繋がりや、地場産業との繋がりを大切にすることが地産地消を意識することです。

小野寺:私たちの地産地消サークルにご協力くださったいるのはなぜですか?

吉野さん:それも、先ほどの地産地消への思いと繋がりますが、地元との関わりを大切にしていきたいという思いを持っているので、学生さんと関われるのは新しい気づきが持てる良い機会だと思っています。もともとICUの学生とは関わりがなかったのですが、農家の先輩方に誘われてICU生と関わるようになりました。実はその前にも、ICU学内の落ち葉を堆肥用にもらっていて、ICUとは長い間の付き合いがあったりもします。学生さんたちが私たちの活動や農業に興味を持ってくれるのは嬉しいし、もっと多くの若い人に興味を持ってもらいたいと思います。

小野寺:ありがとうございました!


***

7代も続いてきた中で、ご自分の農業に対する真摯な思いや、将来への繋いでいこうという
強い思いが感じられますね。
吉野さんの平飼い卵とキウイフルーツ、ぜひ食べてみてください!!



地産地消インタビューvol.1~wata 焼き菓子さん~

みなさんこんにちは!
地産地消プロジェクトです。

新型コロナウイルスの影響で大学も閉鎖となっていた中
私たちの活動も限られてしまっていました。

しかし、
こんな状況でも何かできる活動はないかと考え、

普段お世話になっている三鷹の農家さんや、地域に根付いたお店を運営しているみなさんへのインタビュー企画を考えました。

様々な思いを持って活動されている皆さんの思いを、

ぜひ多くの人に知ってもらえればと思っています!

***

まず初めにお話を伺ったのは、

三鷹市にある「wata焼き菓子」の横田明子さんです。

横田さんは、夫婦でお店を運営されています。旦那さんがお菓子を作り、

明子さんが販売を行なっています。

***

▢お店を始めたきっかけ

赤石:横田さんご夫婦がこのお店を始めたきっかけは何ですか?


横田さん:はい。お店を始めたのは、5年前の3月10日です。

夫はもともと某ホテルのパティシエで、ケーキや焼き菓子を作っていました。

そこでずっと生菓子を作っていたのですが、生菓子よりも脇役である焼き菓子に可能性を感じるようになりました。そのホテルを辞めたあと、ちょうど主人の幼馴染みの知人が赤ちゃんを産んだことをきっかけに、彼の経営していたパン屋さんの物件を代わりに使ってくれないかとの話をいただいたんですね。ちょうど自分たちのお店を持ちたいと考えていたので、「これはチャンスかもしれない!」と思い、その物件を賃貸で使わせてもらうい、自分たちの焼き菓子のお店を開くことを決めました。

赤石:どんなコンセプトのお店なのでしょうか?


横田さん:高級なお店ではなく、誰もが気軽に立ち寄れるお店、地域の人が集まるようなお店でありたいと思っています。

子供がお小遣いを握りしめて買いに来れるような、そんなお店にしたいですね。

最近流行りののグルテンフリーやオーガニックの食材を使うと、どうしても高くついてしまうので、国産の食材や地域の農家さんの食材などを使うことで、なるべく体にいいものを意識しつつ、誰でも気軽に買えるお値段にしています。

何も買わなくても、お店に立ち寄っておしゃべりしたくなるような、地域の人に愛されるお店であってほしいと思っています。

▢地域とのつながり

赤石:地域の人との繋がりを深めるためにどんなことをしているのですか?

横田さん:地域の活動に積極的に参加したり、お店以外の場所でお菓子の販売をしたりしています。

■子供たちの居場所づくり

例えば、学校の休校期間に、地域の子供たちの居場所つくりをしている「だんだん・ばぁ」というNPO法人のお手伝いをしていました。休校になってしまったこどもたちのために、お弁当を作ったり外注したりして、子供達に配る活動をしていました。

■農家さんや飲食店さんとお仕事を探している人とを繋ぐ

また、「チリンチリン三鷹」という活動も行っています。休校や外出自粛により、給食に使う野菜を卸せなくなってしまった農家さんや、お客さんが来なくなってしまった飲食店さんなど、売り上げが激減し、困っている人がたくさんいました。そんな人たちと繋がって、何かできないかと始めたのがこの活動です。

農家さんの野菜や、飲食店さんのお惣菜やお弁当を、仕事が出来なくなってしまった事業主さんや学生さんを配達員にして、地域の方から注文を頂いて配達をすることで、困っている人の力になれていると感じます。

■地域の子供たちと繋がる

それから、「くまちゃんはうす」という活動にも参加しています。

ここでは、子供からお年寄りまで多世代で利用できるイベントやアクティビティを主催しているのですが、その活動の一環で、私たちは「朝のくま市」という朝市に出店しています。子供たちにお店のお手伝いをしてもらったり、「くまの夕方市」にお菓子を卸して子供たちに店員さんをしてもらったり、子供たちに集まってもらってお店やお菓子の話をしたり、実際にクッキー生地を絞ってもらったりしたりもしました。地域の子供と繋がれることは嬉しいですし、お店以外の場所に出店することで、普段お店に来られない人とも繋がることができて、とても楽しいです。


▢地域の人々のあたたかさと、地産地消の良さ


赤石:お店の外でも、本当にたくさんの活動をしていらっしゃる横田さんですが、
もともとご自分から積極的に行動を起こせる方なのでしょうか。


正直、もともと行動できるタイプではないです!笑

様々な人との繋がりの中で、やってみない?と声をかけていただいているおかげだと思います。

私が住んでいる地区はほんとにいいところで、素敵な方がたくさんいらっしゃいます。
三鷹をよくするために、頑張る人、楽しむ人、一緒にやろうと言ってくれる人がたくさんいるんです。特に、主人の周りの40半ばくらいの世代と一緒に活動することが多いですが、もともと三鷹出身ではない自分も、あたたかく受け入れてくれる雰囲気があると感じます。


赤石:自分たちの住む地域をよくしたいという方がたくさんいらっしゃるのですね。

ちなみに、wata焼き菓子さんのお菓子は、三鷹市の野菜や果物を積極的に使っているとお聞きしましたが、それも地域の農家さんとの繋がりを大切にしているからなのでしょうか。


横田さん:その通りです!美味しい、安全、安心、それはもちろんですが、

やはり一番の理由は、

地域のつながりを感じられるから

ですね。

三鷹にはたくさんの農家さんが、多くの種類の野菜や果物を育てていらっしゃいます。身近に新鮮な野菜や果物があるのなら使わない手はないでしょ!ということで使わせていただいてます。

今ではいろんな農家さんとの顔見知りになっていますが、やっぱり作った方の顔が見えるのはいいですね。生産者の方の農業への思い、農作物をつくる姿勢、そういうものを感じ取れますし、食材へのありがたみもより一層感じることができます。
これからも、より深くお付き合いさせていただけれないいなと思っています。

また、自分が受け取った生産者の方の思いを、お客さんにも積極的に伝えていきたいですね。お客さんが「三鷹市にはにこんな野菜や果物が取れるんだ!」と知ってくれればと嬉しいですし、お客さんの間で口コミが広がっていけば、農家さんのお野菜や果物を買ってくれる方も増えると思います。そして結果的に、地域全体で潤うことができれば一番いいなと思っています。


赤石:「地域全体で潤う」、素敵ですね。地域の人と繋がることで、お互いに良い影響を与え合うことができるのですね。


▢コロナウイルスでの混乱を経て...


赤石:話は変わりますが、現在コロナウィルスで大変な世の中になっていますが、

このような中お店を営業していく上で、横田さんはどんなことを感じましたか?


横田さん:本当に世界中で様々な影響が出ていますね。コロナウィルスの影響で、私たちのお店も日数を減らして営業していましたが、本当に開けていて良いのだろうか?という不安もありました。

そんな中、お菓子を食べてくれた方に「元気が出ました!」「ほっこりしました!」というありがたいお手紙をいただいたことありました。改めて、私たちのお菓子は誰かを笑顔にすることできるんだなと思い、本当に嬉しく、涙が出そうになりました。また、「こんな時でもお店を開いてくれてありがとう」と言ってくださる方もいます。そのようなお客様の声を聞くと、このお店の役割や地域の人にとっての意味を感じ、身が引き締まります。

現在はお店以外での販売ができない状況なので、様々なイベントに出店して、お客さんと話せる日が再び来ることを願っています。

お話してくださった方:横田明子さん
文章:赤石夏海

***

オンラインのインタビューということで私も緊張していましたが、

横田さんのとても明るく気さくなお人柄のおかげで、楽しくお話することができました!

wata焼き菓子さんのお菓子を食べてみたい、お店に行ってみたい、という気持ちはもちろん、横田さんにお会いしてみたいという気持ちも大きくなりました!

また、「地域のとの繋がり」という言葉を何度もお話しされていたのが印象的でした。地域の人が繋がることで、新しい活動が生まれたり、お互いに良い影響を与え一緒に成長していく、そんな関係性が持つ可能性を感じました。

今回は、本当にありがとうございました!


ほうれん草の食べてみたカレー🍛

ガッキ × 三鷹野菜メニュー【ほうれん草の食べてみたカレー🍛】

今年度最後のガッキコラボメニュー、旬のほうれん草をふんだんに使った「ほうれん草の食べてみたカレー」が登場します。

今回お野菜を提供してくださるのは、北野で農業をされている伊藤紀幸さんです。

(伊藤についての詳細はこちら→ まちなか農家https://machino.tokyo/toshiyuki_ito/)

*提供日:2月18日(火)、19日(水)、20日(木)

*伊藤紀幸さんのお野菜:ほうれん草

*値段:¥420

*アレルギー:小麦

まち店コラボの下見へ!

本日は、「地産地消」のアンテナに引っかかったICU周辺のお店3つをチャリ散策🚲 


Wata焼き菓子(三鷹市新川)

狭小な吉野農園の卵と三鷹ファームの小麦を使ったパウンドケーキなどの焼き菓子が充実! 


トーホーベーカリー(三鷹市下連雀)

北海道十勝産の小麦や三鷹ファームの三鷹産小麦を使ったパンが続々と焼き上がります🥐 


石井豆腐店(武蔵野市境)

武蔵境駅北口にある明治創業のお豆腐屋さん。国産大豆を使った手作りの豆腐、薄揚げ、厚揚げ、がんもどき、おから、豆乳などが手に入ります!


どのお店もとても魅力的なお店でした。

今回は下見程度でしたが、今度はみんなでインタビューにうかがいたいと思います!

#icu地産地消プロジェクト

#Wata焼き菓子

#トーホーベーカリー

#石井豆腐店

Community Stand KICHIJOJI(2020. 2)

今月のCommunity Stand KICHIJOJIでは、「東京西洋野菜研究会」のお手伝いをしています!

「東京西洋野菜研究会」は、イタリア野菜の普及を目的に、生産者さん(立川、清瀬など)と種苗屋さんによって立ち上げられた研究会です。

見たことも聞いたこともない野菜の食べ方も教わりつつ、楽しく買い物できます!

#吉祥寺コミュニティスタンド

#東京西洋野菜研究会

#ビーツ #カラフルにんじん #黒大根 #紅芯大根 #ロマネスコ #プンタレッラ #ラディッキオロッソ #ラディッキオルシア #タルティーボ #プチヴェール

非常食レスキュー料理会

非常食レスキュー料理会が無事終了しました!

学内外より40名ほどの参加者にお越しいただき、お土産も含めて300食分の非常食が無事にレスキューされました。

また、ホットイートと呼ばれる加熱パックを使って、温かいレトルトのおかずやスープにチャレンジし、防災について楽しく学ぶことができたと思います。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

《料理会の献立》

・尾西のアルファ米 →https://www.onisifoods.co.jp/products/alpharice.html

・IZAMESHI Deli「名古屋コーチン入りつくねと野菜の和風煮」→https://izameshi.com/tsukune-yasai-wafuni/

・IZAMESHI Deli「ごろごろ野菜のビーフシチュー」→https://izameshi.com/gorogoroyasahi-beefstew/

・素材を生かした 牛肉の赤ワイン煮 →https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002777531

・素材を生かした 煮込みハンバーグ →https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002777548

・素材を生かした ミートボールのクリーム煮 →https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002777555

・素材を生かした チキンのトマト煮 →https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550002777562

・缶deボローニャ →https://bologne-shopping.com/shopbrand/ct19/

・カゴメ 野菜たっぷりスープ →https://www.kagome.co.jp/products/gift/soup/

《これ便利!》

・ホットイート →https://item.rakuten.co.jp/wowsystem/hoteat1/

・加熱用パック →https://item.rakuten.co.jp/wowsystem/hoteat1-2/